ぜにです。
このたび、2021年6月から2年勤めたiCAREを退職しました!
今まで会社の開発ブログでアウトプットしてきたので久々に自分のブログを書きます〜。
辞めた理由とか組織についてとかは全く書くつもりはなく、
「QAチーム立ち上げ」や「自分とチームの成長」という視点で振り返った内容を書いていきます!
もくじ
- こんな振り返りしたよ
- 良かったこと
- まとめ
1. こんな振り返りしたよ
【前置き】
入社時点での開発組織はこんな感じでした
- 開発組織全体の人数は約30名ほど
- QAチームなど品質管理を専門としたチームはまだない
企業規模拡大の時期だったので、開発組織としても品質を専門としたチームが必要といった方針でQAエンジニアの採用が進み、ご縁あって自分がQAチームの第一号の社員として採用されました。
※自分のこれまでの経歴についてはこちらの記事をご覧ください。
【ここから本題です!】
ざざっと時系列で起きたことや良かったこと、気になったことなどをまとめてみました。
※なるべく企業にまつわる固有名詞は伏せています。
タイムラインという振り返り方法を実施しており、こちらの記事を参考にさせていただきました!
- 1年を超える長期プロジェクトを30人超でふりかえりした話(後編) 〜チーム構成、時間構成〜 - Visional Engineering Blog
- ふりかえりを拡張する「ふりかえりチートシート」 - Qiita
細かくて見えないところもあると思うので雰囲気を掴んでいただければ。
2. 良かったこと
上のタイムラインから、良かったことを抜粋しました。
2021年10月 他社とのQAチーム交流会
交流会にて現状のQAチームについて意見をもらえたことによって正しい方向性を向けたと思う
▼ 詳しくはこちらの記事に書きました!
atama plus × iCARE QAチーム交流会を開催しました! | 働くひとと組織の健康を創る iCARE
2022年1月 QAについての勉強会開始
輪読会やテスト設計技法の勉強を実施し、QAEチーム全体のスキル底上げに寄与できたと思う
勉強会の内容としてはこんな感じでした
- AgileTestingCondensed の輪読会
- ソフトウェアテスト技法練習帳の演習
- JaSST nanoの登壇動画の視聴
QAチームだけでなく興味のある開発メンバーとも一緒に取り組みコミュニケーションが取れたことも良かったし、自分たちの現状を把握するためにも有効だったと思います。
2022年5月 初の社外イベントでの登壇
人前に出るのが元々苦手で緊張でおかしくなりそうだったが、社外へのアウトプットができてよかった
▼ 登壇資料はこちら
QA経験2年で1人目QAになって感じた 課題と改善策 - Speaker Deck
2022年6月 WACATE2022夏に参加
社外のQAの方とワークができて、刺激をうけた
いい焦り、危機感を覚えてその後の活動の原動力になった
▼ 詳しくはこちらの記事に書きました!
テストエンジニアのためのワークショップ「WACATE 2022夏」の参加レポート | 働くひとと組織の健康を創る iCARE
2022年8月 broccoliさんがフェロー(技術顧問)としてジョイン自分自身やQAEチームだけでなく、開発組織全体にとっても大きな影響を受けた
QA界隈で知らない人はいないのではないかと思っているbroccoliさんが技術顧問としてジョインされ、週に一度QAについての相談会を開催してくださっています。
相談会では、テストについてのお悩み/つまづいたところの相談や、テスト活動におけるアドバイスをたくさんいただきました。
broccoliさんがいてくださったおかげで、不安なところも相談すれば解決できるという安心感で精神的にも軽くなり、いろいろなことに挑戦できたと思います。
感謝でしかない...!
2022年9月 バグ分析活動開始
四半期のバグ分析結果を社内に展開することによって、組織内全体のシフトレフトへの意識づけができた
開発工程のどこでバグが混入したのかを、社内でストックしているシステム障害の情報一つ一つに対してヒアリングなどを重ね分析し、集計しました。
その結果、実装前の段階でバグが混入しているケースが過半数を占めていました。
それを開発部内に展開した結果、QAチームがより上流から関わる動きが推進されました。
2022年11月 テストプロセスの導入
仕様分析など上流に時間を割くことによって、考慮漏れやバグの作り込みに対して効果的に対処できる体制になった
▼ 詳しくはこちらの記事に書きました!
テストプロセスに沿ってテスト活動をしてみた | 働くひとと組織の健康を創る iCARE
2022年12月 QAチームのリーダーになった
マネジメント業務を経験できた
自分はこれまでの人生の中で、人を束ねることを全くしたことがなかったのですが、ここでリーダーという役割になりました。
各プロジェクトにおけるテストスケジュールの管理やテスト実行時の取りまとめなどはこれまでも経験はあったのですが、メンバーの評価や1on1など、良い経験ではあったけどプレイヤーとして頑張る精神とは全く別物(あたりまえ)でなかなか苦戦しました。
会社の意向やそれぞれのメンバーの気持ち/キャリアに向き合うことができてたか、リーダーとしての振る舞いが正しかったかというとそうではない気がしていて、そこは課題だなと感じています。
3. まとめ
今回は良かったことを振り返りました。
全体的に情報を追い続け活動を絶やさずにいれたことが良かったと思います。
ただ、それは開発部やその他部署の方々が協力的だったからできたことだと思っています。
本当に感謝でしかないです!
(前職だけでなく今までも各職場で本当に人に恵まれてきたな〜としみじみ)
後編は気になったこと、課題に感じたことを書きます!